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7. 会議の録画と再生(オプション)

MeetingPlazaのオプション機能である会議録画には、
(1) お使いのパソコンに録画する方法(ローカル録画)
(2) MeetingPlazaサーバーに録画する方法(サーバー録画)
の二つがあります。
以下に、この録画・再生機能の使用方法について説明します。

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7-1. 録画権限を与える方法

録画は全てのユーザーが行えるわけではなく、会議の予約時か、常設会議室(詳細は8-6-2 章参照)のユーザー登録時に権限を与えられたユーザーのみが可能になります。

(1) 会議の予約時に録画権限を与える方法

参加者の登録時、「記録許可」のチェックボックスを(オン)にすると、その参加者は、会議室において会議の模様を録画できるようになります。録画を許可したいユーザーには オンにしてください。

(2) 常設会議室のユーザー登録時に録画権限を与える方法

ユーザーの登録時、「記録許可」の (チェックボックス)を (オン)にすると、会議室において会議の模様を録画できるようになります。録画を許可したいユーザーは オンにしてください。

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7-2. 録画の開始と終了

会議の録画は、会議室画面で下図に示す[録画]をクリックすることから始めます。

次のようなウィンドウが開きますので、「記録名」に録画データ名を入力してください。
[録画]をクリックすると録画が開始されます。
「ローカルハードディスクへ記録」にチェックを入れると、ローカル録画になります。
この時、[選択]をクリックして格納先を選択することができます。
ローカル録画は、記録フォルダーを指定しないと、録画は開始されませんのでご注意ください。
チェックを入れないとサーバー録画になります。パスワードは、サーバー録画の場合のみ有効で、入力は任意です。
[録画]をクリックすると録画が開始されます。
「記録名」は、後で述べるAVI変換を行う場合のファイル名に使用されます。

記録フォルダーは、デフォルトで「C:\Users\ユーザー名\Videos」になっています。ここに表示されたフォルダ配下に録画日時毎に記録されます。保存先を変更する場合には[選択]から変更を行って下さい。

録画が開始されると、次のような表示になります。録画を終了する場合は[停止]を、一時停止をする場合は[一時停止]をクリック、さらに一時停止状態を解除して録画を再開する場合も[一時停止]をクリックします。

また、録画を行っているユーザーは、画面左下に「REC」と表示されますので、他のユーザーから見て認識できます。


ローカル録画を行う場合は、以下の点にご注意ください。
・ローカル録画開始後に、共有を実施する必要があります。ローカル録画開始前に共有したファイルは記録されませんのでご注意ください。
・ファイル共有の内容を録画する場合には、会議室に2名以上参加した状態で録画を開始し、その後、ファイル共有をする必要があります。
・会議室のテンプレート情報は保持されません。再生の際には、標準画面での表示になります。
・アンケートの結果を記録するには「回答の集計結果を会議の参加者に配信する」にチェックを入れる必要があります。
・ウェブ共有では、URLの情報のみが記録されます。記録時のWebページの内容は記録されません。
・会議中のビデオの表示位置(レイアウト)は保持されません。

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7-3. ローカル録画の再生

V8.0では、ローカル録画をしたフォルダ内に「再生.html」がありますので、こちらから再生を行なってください。

V7.1までのローカル録画については、以下の手順で、録画の再生を行なってください。

次のURLにアクセスしてください。下のようなウィンドウが表示されます。
http://`サーバーのFQDN`/recmgr/localplay.cgi

[ローカル再生]をクリックすると、下のようなウィンドウが表示されますので、録画時に指定した記録フォルダーを指定します。

記録フォルダーの指定後、[OK]をクリックすると再生が開始されます。

このウィンドウ内にあるボタンの機能は次のとおりです。
ウィンドウ内のボタン クリックまたは選択した場合の動作と機能
ビデオ品質バー 再生時の画質を調整できます。詳しくは5-2-5 章をご覧ください。
[ローカル再生] 記録フォルダーを選択します。

[イベントリスト]
下のようなウィンドウが表示され、任意のイベント発生時点に再生位置を移動させることができます。各種共有機能の開始・終了がイベントとして記録されています。

[Play]
録画を再生します。

[Pause]
再生を一時停止します。一時停止中、再度クリックすると再生を再開できます。

[終了]
再生を終了します。

[AVI変換]
再生指定したファイルをAVIファイルに変換します。(後述)
※未接続状態の時にAVI変換が選択できます。

[終了する]
ローカル録画の再生を終了します。

[スライダー]
つまみを移動させることにより、再生ポイントを変えることができます。

[音声]
音量調整エリアが表示されます。再生音量の調整、ミュートなどが行えます。

インデックスまたはスライダーで再生ポイントを変更した場合、途中で操作された手順が省略されるなどして、資料共有ウィンドウの再生が正しく行われない場合があります。
資料共有操作を含む録画の再生の場合は、ご注意ください。

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7-4. ローカル録画ファイルのAVI変換

MeetingPlazaの録画データをAVI形式17 に変換する機能です。AVI形式に変換することで、市販の動画編集ソフトウェアを用いた編集や加工、Windows標準搭載のWindows Media Player等で再生することができます。 なお、録画データのうちAVI変換の対象となるのは音声と映像で、共有資料やチャットは含みません。

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7-4-1. AVI変換の手順

以下にAVI形式への変換手順を示します。

(1) 再生画面の[AVI変換]をクリックする

録画を再生するためのURL
http://`サーバーのFQDN`/recmgr/localplay.cgi
にアクセスし、[AVI変換]をクリックします。


17 Windows標準の動画用ファイルフォーマット

(2) 入力先と出力先を指定し、AVI変換を開始する

次のようなウィンドウが表示されますので、[入力先]をクリックして録画データを保存しているフォルダー名、[出力先]をクリックしてAVIファイルを出力するフォルダー名を指定します。 [AVI変換]をクリックしてAVI変換を開始します。

変換中は次のようなウィンドウが表示されます。

(3) AVI変換の終了

AVI変換が終了すると次のようなウィンドウが表示されます。[再生]をクリックするとAVIファイルの再生が行えます。18

AVI変換の時間は、使用するパソコンの能力に依存しており、場合によっては録画時間と同じくらいの時間がかかる場合があります。


18 拡張子aviに関連付けられている動画プレイヤーが起動します。通常はWindows Media Playerです。
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7-4-2. AVI変換の設定変更

AVI変換のウィンドウで[設定]をクリックすると、次のようなウィンドウが表示され、AVI変換の各種設定変更が行えます。

このウィンドウ内にあるボタンやメニューの機能は次のとおりです。
ウィンドウ内のボタンやメニュー クリックまたは選択した場合の動作と機能
「画像サイズ」 変換先AVIファイルの「画像サイズ」を設定します。
画像サイズ(横x縦)は、SXGA(1280x1024)、XGA(1024x780)、SVGA(800x600)、VGA(640x480)、CIF(352x288)、QVGA(320x240)、QCIF(176x144)、QQVGA(160x120) の8種類です。
フレームレート 変換先AVIファイルの「フレームレート」を設定します。設定できるフレームレートは、1〜30フレーム/秒です。
ビデオ圧縮 ビデオ圧縮(映像の圧縮方式)を設定します。詳細は7-4-3 章を参照してください。
オーディオ圧縮 オーディオ圧縮(音声の圧縮方式)を設定します。詳細は7-4-4 章を参照してください。
「参加者の画像サイズを同じにする」 会議参加者の画像サイズ(8倍、4倍、倍、標準画面)が違う場合に、小さいサイズの画像を拡大し、すべての参加者の画像サイズを同じ大きさにします。
「不要な余白を削除する(画像サイズが小さくなります)」 画像サイズと参加者の人数の関係により映像の縁周辺部に発生する灰色の余白を削除します。余白を削除するため、変換先のAVIファイルの画像サイズは 1.画像サイズ で設定したサイズよりも小さくなります。

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7-4-3. ビデオ圧縮の詳細

ビデオ圧縮(映像の圧縮方式)を設定します。お使いのパソコンにビデオ圧縮コーデックが無い場合は一覧には表示されません。
ビデオ圧縮 説明 ビデオCODECのプロパティの表記
自動設定 使用可能なコーデックを自動的に設定します。
Microsoft MPEG-4 V2 (圧縮率重視) 圧縮率を重視します。 Microsoft MPEG-4 Video Codec V3
Cinepak (互換性重視) 互換性を重視します。 iccvid.dll
IndeoR 5.10 (画質重視) ファイルサイズを重視します。 IndeoR video 5.10
Microsoft Video 1 (速度重視) 処理速度を重視します。 msvidc32.dll
無圧縮 圧縮を行いません。画質は劣化しません。(ファイルサイズが非常に大きくなりますのでご注意ください)


参考
「ビデオコーデック」は、以下の手順で確認を行うことができます。 Windows Media Player の[ヘルプ]-[バージョン情報]をクリックします。 表示されたウィンドウの[テクニカル サポート情報]をクリックします。 これにより、ビデオ圧縮のインストールの有無が分かります。

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7-4-4. オーディオ圧縮の詳細

オーディオ圧縮(音声の圧縮方式)を設定します。お使いのパソコンにオーディオ圧縮コーデックが無い場合は一覧には表示されません。

オーディオ圧縮 説明 オーディオCODECのプロパティの表記
自動設定 使用可能なコーデックを自動的に設定します
Microsoft ADPCM (音質重視) 音質を重視します msadp32.acm
GSM 6.10 (ファイルサイズ重視) ファイルサイズを重視します msgsm32.acm
PCM (無圧縮) 音質は劣化しません。 Microsoft PCM Converter

参考
「オーディオコーデック」は、以下の手順で確認を行うことができます。 Windows Media Player の[ヘルプ]-[バージョン情報]をクリックします。 表示されたウィンドウの[テクニカル サポート情報]をクリックします。 これにより、オーディオ圧縮のインストールの有無が分かります。

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7-4-5. 変換所要時間とファイルサイズの概算

1時間の会議の記録データ(300Mバイト)をAVI変換した時の変換所要時間とファイルサイズの概算は以下の通りです。
ビデオ圧縮 オーディオ圧縮 画像サイズ
(横×縦)
フレームレート
(フレーム / 秒)
変換所要時間(分) ファイルサイズ(Mバイト)
Microsoft MPEG-4 V2 Microsoft ADPCM QVGA (320x240) 10 5 143
Microsoft MPEG-4 V2 Microsoft ADPCM VGA (640x480) 10 45 165
Cinepak Microsoft ADPCM QVGA (320x240) 10 140 820
Cinepak Microsoft ADPCM VGA (640x480) 10 400 2860
IndeoR 5.10 Microsoft ADPCM QVGA (320x240) 10 20 200
IndeoR 5.10 Microsoft ADPCM VGA (640x480) 10 280 500
Microsoft Video 1 Microsoft ADPCM QVGA (320x240) 10 5 340
Microsoft Video 1 Microsoft ADPCM VGA (640x480) 10 120 660
無圧縮 Microsoft ADPCM QVGA (320x240) 10 5 10350
無圧縮 Microsoft ADPCM VGA (640x480) 10 50 38740

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7-5. サーバー録画の再生と管理

記録されたデータは会議室ごとにフォルダーに追加されます。予約会議の記録は会議室の利用者IDフォルダー(CS:利用者ID)、常設会議室でログインした会議の記録はadhocフォルダーに追加されます。

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7-5-1. ログインの種類

ログインIDによる権限は、5種類あります。
種類 権限 編集 閲覧
記録システム管理者 サーバー内の全ての記録情報の編集・閲覧が可能です。
システム常設会議室記録管理者 システム常設会議室で記録した情報の編集・閲覧が可能です。
会議室記録管理者 会議室記録管理者の登録を行なった会議室管理者の開催した会議の記録情報の編集・閲覧が可能です。
会議記録閲覧者 会議記録閲覧者の登録を行なった会議室管理者の開催した会議の記録情報の閲覧が可能です。 不可
記録閲覧者 サーバー内の全ての記録情報の閲覧が可能です。 不可

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7-5-2. ログイン

記録システム管理者・システム常設会議室記録管理者・記録閲覧者の場合

  1. 利用者向けトップページから「サーバー録画再生」をクリックします。
  2. ID・パスワードを入力する画面が表示されます
  3. ID・パスワードを入力し[送信]ボタンをクリックします
  4. 一覧画面が表示されます

会議室記録管理者、会議記録閲覧者の場合

  1. 登録ユーザーログイン画面に、IDとパスワードを入力し「ログイン」をクリックします。
  2. 録画管理タブを選択します。

一覧表示画面は、IDにより異なります。ご自分の権限については、会議室管理者にお問合せください。


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7-5-3. 録画ファイル管理

ID・パスワードを入力しログイン後、録画ファイル管理画面が表示されます。
[すべてのフォルダを開く]をクリックすると、記録データ一覧が表示されます。
[すべてのフォルダを閉じる]をクリックすると、記録データ一覧を閉じます。
記録データ一覧の表示は各ユーザの権限により異なります。

(1) 記録システム管理者


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(2) システム常設会議室記録管理者


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(3) 会議室記録管理者


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(4) 会議室記録閲覧者


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(5) 記録閲覧者


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7-5-4. 記録情報編集

(1) 録画ファイル管理より、閲覧する会議の「編集」をクリックします。

(2) 記録情報編集画面が表示されます。

フォルダーの表示画面は、ログインの権限により異なります。

(3) 記録情報の編集を行うことができます。編集できる項目は次の通りです。

タイトル 記録データのタイトルの変更を行ないます。
パスワード パスワードの変更を行ないます。
インデックスの編集 タイトルの変更を行ないます
追加インデックス 時間(秒)とタイトルを入力すると、インデックスの追加を行ないます。

(4) フォルダーとサブフォルダーの移動は、フォルダ変更にチェックを入力し、移動先のフォルダー、サブフォルダーを指定します。

(5) フラグの表示・非表示の切り替えにより、閲覧者に見せるインデックスの表示・非表示を行なうことができます。インデックスが非表示となっても記録された内容は再生されます。

(6) インデックスの削除は削除にチェックを入力します。インデックスが削除されても記録された内容は再生されます。

(7) 編集後、[送信]ボタンをクリックします。編集内容確認画面が表示されます。


(8) 編集内容が正しい場合は[OK]ボタンをクリックします。

(9) [戻る]ボタンをクリックします。記録データ一覧画面に戻ります。


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7-5-5. 閲覧

記録システム管理者・常設会議室記録管理者・会議室記録管理者は閲覧するフォルダー名に記録日時・フォルダー名の他に[編集][削除]のボタンが表示されております。 会議室記録閲覧者・記録閲覧者には、閲覧するフォルダー名に記録日時とフォルダー名のみ表示されております。

(1) 記録データ一覧より、閲覧するフォルダー名をクリックします。

(2) 指定したフォルダーの記録日時等が表示された画面に進みます。

<記録システム管理者>


<会議室記録閲覧者>

(3) 「Play」をクリックします。パスワードが設定されているデータはパスワード入力画面が表示されます。パスワードを入力し、「OK」をクリックします。

(4) 指定したデータが再生されます。


(5) 閲覧中でのチャットメッセージの確認は、「チャット」をクリックし見ることができます。

(6) ネットワーク速度の変更や表示画像サイズの変更は、設定ボタン(画面上部のスパナのアイコン)から行ないます。

(7) 再生音量の調整は「音声」をクリックし行ないます。

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